平凡マン@天津駐在

個人的な日記。2016/1〜中国天津市駐在。

SHIROBAKOを見て前向きになった

来週から2週間、僕が海外出張する予定が入った。僕は普段、嫁子供と一緒に暮らしているのだけれど、僕も嫁も実家が遠いので、安全のため、僕が出張するときは、嫁子供を嫁実家に預けることにしている。今回も例外でなく、先週末預けてきた。今回は日曜(明後日)フライトの予定なので、今週末ではなく、先週末行ってきた。

なので、今週はずっと日本で、一人暮らし。寂しさを感じつつも、僕は以前から気になっていたアニメを見た。それが、SHIROBAKO。

24話あったけど、3日で見終わった。残業せず真っすぐ帰宅して、ぶっ続けで見た。

 

見終わった後、なんだか、じーんとした。

 

もちろん、見終えてからすぐに寝て、起きたら出社。いつも通りの日常。仕事。

いつも通りなんだけど、なんだか、不思議と前向きな気分。とにかく「自分も前向きに頑張ろう」と思えてしまう。

今日は、SHIROBAKOの感想も兼ねて、この感覚になった理由を整理したい。

 

 

たぶん、単純に「壁にぶち当たって、悩んで、周りの人を巻き込んで解決して、一皮むけてハッピー」という、おそらくベタなストーリーを浴びたから、だと思う。僕は、少なくともそういう成功体験をわずかながら期待して仕事をしていて、でも現実はそんなに甘くなくて、あんまり前向きな気持ちを持っていない。そんなところに、感情移入できる成功体験ストーリーを持ってこられて、まんまと物語に没入して、感極まったのだと思う。ちょっと冷めた表現な気もするけど、たぶん、そんな感じ。

 

もう少し、深く考えてみる。 

思うに、ちゃんと、感情移入できたのがよかった。共感ポイントは6つ。

 1.登場人物が、みんな真面目。

 2.最初は前向きに、一定の努力をして、そして壁にぶつかる。

 3.あきらめたり、多少ヤケになったりする。

 4.周りの人が、ほんの少し手を貸してくれる。

 5.けど最終的には自分が頑張らないとダメだと自覚し、怠らない。

 6.それが報われて、壁を超える(目標に一歩近づく)。

僕的には、1~3は、社会人あるある。4は、環境が悪くなければ、わりとある(まったく無いことも、あるある。つらい)。そして5が一番のキモで、現実的にはとっても難しいことだと思う。それが報われる6が来て、「よかったねー!!」と暖かい気持ちになり、「自分もがんばろ」と思えてしまう。 

 

僕は、社会人経験が5年程しかないけど、働いていると理不尽な壁にぶつかることが多いように思う。目的があいまい、ゴールが不明確、成否が他者依存、自分の声では他者が動かない、上司が何を以て満足するか不明、などなど。SHIROBAKOで言うと「どうすれば原作者が納得するかわからない」「質と納期のさじ加減がわからない」とか。あるあるー。僕が思うに、こういった壁は「結局のところ、自分の意志入れを要する」という共通点がある。

そんな壁が現れたとき、僕は、まず周りの人に相談する。もちろん丸投げはしないで「自分としてはこうしたいけど、どうすればいいんスかね?」とか、そんな感じ。でも、返ってくる返事で直接的に解決できることは、あんまりない。決め手にはならない。SHIROBAKOだと「とにかく描くしかない」「結局バランスだよね~」とか言われて、「自分で向き合うしかないんだよね」という流れになっている。

で、やっぱり僕も、こういうときは、自分が粘らないことにはどうしようもない、と思う。もちろん全部が全部それをやっていると死ぬので、たまには「あの人が言ったんで~」とかいって手を抜くことも自己防衛のためには大事だけど。とにかく、自分なりに苦悩して答えを出して、壁を乗り越えられたかどうかは分からんけど時間だけは過ぎてうやむやになって、気づけば「あの時は大変だったなぁ」。というような体験が僕は多い。僕の現実では、手ごたえを感じながら壁を乗り越えられることは非常に珍しいけど、でも結果はどうあれ、自分事として粘り強く頑張った体験は、良い思い出として残っている。

そんな自分だから、上記1~6のプロセスをきれいに見せられて、「わかるー!あるある!泣きたくなる!そんで頑張って報われてよかったねー!スッキリ!いい話だわ~自分もへこたれずにがんばろ~」となった。

  

あと、アニメ制作に励むアニメなので、SHIROBAKOの登場人物と、SHIROBAKO製作者達が重なって、SHIROBAKO製作者たちの頑張りを強く意識させられたのも、良かった。自分がSHIROBAKOに共感したという事実が、SHIROBAKO製作者達の成果であり、そして彼らの苦悩に対する報いそのものであると考えてしまうと、これまたじ~んと、きてしまう。それが、とても気持ちよかった。

っていうか、SHIROBAKO制作に関わった人たちに嫉妬すら覚える。どんな気持ちで作ったんだろうか。楽しそうだなぁ。うらやましいなぁ。良いなぁアニメ業界。転職する勇気は無いけど。

 

なにはともあれ、久しぶりにアニメを見て、楽しかったー。

ちなみに僕が一番共感したのは、平岡くん。ベタだけど、調整仕事あるあるにやられた。